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筋肉の作用について

はい、突然ですが解剖学の授業やりま~す。

今回はちと長いかもしれません。


世界中で大人気のマンガONE PIECE。実は私も大好きです(笑)。

その中に登場する死んで骨だけブルック(写真①)は、明るくて親しみ易いキャラクターですよね~(^^)v しかも剣士としての腕前も抜群で、迫り来る敵をズバズバッと切り捨てる!…実に痛快であります。


しかし、あれ…解剖学的にあり得ません(-.-)。

こんな事を言うと「マンガなんだからいいじゃん」とか「夢が無いな~」なんて言われてしまいます。…わかりました。100歩譲って「ヨミヨミの実」が実在しブルックが生き返ったとしましょう。

・・・それでも無理なんです(T_T)

あの状態で生き返っても、指一本動かす事すらできないのです。

なぜなら、彼には筋肉がないからです(-.-)。

そこで今回のブログは「筋肉の作用」についてです。


多くの筋肉は関節を越えて骨に付着しています。一般に上下肢の筋では体幹に近い方の付着部を「起始」、遠い方を「停止」としています。関節運動は筋の収縮によって行われます。極端に言えば停止部が起始部に近付くように筋が縮むのです。そうする事で停止側の骨が大きく動いて関節が曲がる…というワケなのです(写真②)。


具体例を挙げてみましょう。

「上腕筋(写真③)」という筋肉。この筋肉の起始は上腕骨の真ん中あたり、停止は尺骨の上部あたりです。停止部が起始部に近付くように縮めば尺骨が動きます。この筋は肘関節をまたいでいるのですから、尺骨が動けば当然肘が曲がりますよね。


この状態を肘関節の屈曲と言います(写真④)。では逆に、肘を伸ばす(=肘関節の伸展/写真④)場合はどうするのか? 上腕筋を伸ばすのでしょうか?

…いえ、違います。あくまでも筋肉は収縮しかしません。


肘関節を伸展させるには、上腕の背面にある「上腕三頭筋(写真⑤)」を収縮させ、上腕筋と正反対の動きをさせるのです。


このように関節運動は、屈曲させる筋肉(屈筋)と、伸展させる筋肉(伸筋)の拮抗作用によって行われているのです。


はい、授業終わり~。

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