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肩関節痛

今回は五十肩(腱板炎)についてです。当院にも「肩が上がらない」という患者様が多数おられます。痛そうですし、大変ですよね。


腱板炎とは肩関節を補強している筋肉(腱)の炎症です。肩関節は「球関節」というグループに属しており、身体の中で一番動きが良い関節なのですが、その代りに安定性が低いため、周囲の筋肉などによって補強される必要があります。その補強装置の一つが回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)です。またの名をローテーター・カフと言います。

回旋筋腱板は肩甲骨から起こる4つの筋、即ち、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋から構成されます。この4つの筋の腱が、肩関節を包むように癒合して上腕骨に付着します。これにより肩関節の結合が強められているのです。この腱の部分が炎症を起こした状態が腱板炎というわけです。



鍼灸治療としては、肩グウ肩髎(ケンリョウ)といったツボが主に用いられます。この2つは三角筋という筋の上にありますが、その深部には回旋筋腱板があるため、やや深く刺して腱に届かせる…といった方法が取られます。


あるいは直接腱には刺さず、回旋筋腱板の構成筋の緊張を緩和させるという目的で、天宗秉風、曲垣などへのアプローチを補助的に行うのも効果的と言えます。


当院へお越し頂いている患者様も、少しづつではありますが改善傾向にあります。「エプロンを付けられるようになったのが嬉しい」などと言って頂けると「お役に立てて良かった」と純粋に思えます。

人には自然治癒力があります。我々はそれを引き出すお手伝いをさせて頂いております。そして患者様には、自身が持っているその力を信じて頂きたいです。私はこの両者がうまく噛み合った時こそ、各症状は改善していくものだと思っています。

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