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肝硬変

10年程前、原因不明の肝硬変で母親は他界しました。肝硬変を東洋医学的に説明すれば「肝実」です。実とは血が充満した状態の事なので、肝実とはつまり「肝に血が充満した状態」という事になります。ここで言う血とは「瘀血(オケツ)」を指します。瘀血を簡単に言うと「干からびてしまった血=かさぶたの様なもの」となるでしょう。瘀血が充満すると正常な血の流れを阻害してしまうため、様々な症状が現れるのです。 では、なぜ肝に瘀血が停滞するのでしょう。実は肝には「臓血」と言って、血を蓄えて各所に分配するという働きがあります。血を蓄えるためには血を引き寄せる必要があり、肝にはその血を引き寄せる「収斂(シュウレン)作用」があるのです。だから肝は身体中に点在する悪い血(瘀血)まで引き寄せてしまうため「肝実」に成りやすいのです。

母親は長くこの病気と闘ってきました。私が広告制作会社のデザイナーから鍼灸の道に進んだ理由のひとつが、母親を治療しようと思ったからです。免許取得後は、マッサージや鍼灸で母の治療をしてきましたが、病の進行度合いと当時の私の実力に大きな開きがあったため、結局、母親を救う事はできませんでした。私にもっと実力があれば、もう少しは母を長生きさせられたんじゃないかな? な~んて思う事もしばしばです(。>д<) おっと、湿った話になっちゃいましたね(笑)。アゲアゲでいきましょう。

このような場合、どのような治療方針にすれば良いでしょう。

肝実になると相剋関係にある脾が虚してくると言われています(逆のパターンもあります)。

従って、脾虚肝実証として治療します。 ①脾を補う(エネルギーを与える)ための穴を用いる ②瘀血を取り除くための穴を用いる。または、瘀血は下腹部に溜まりやすいので下腹部の硬結部に灸頭鍼を行う

肝硬変そのものを鍼灸で治す事は難しいかもしれません。

しかし症状を緩和させる事はできるのではないでしょうか。

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